罪と罰と夢と恋と猫と金と雨と熱と灰と意味と闇と耳と風と微々と米と空と自死とテロと基礎と蛇と骨と梨と床と樹々と屋根と紺と真似と喇嘛と武器と幸と玉と鐘と足と森と友と百合と合歓と稚児と翅と汗と肌理と頬と音と椅子と湯気と塵と反吐と声と飢えと夏と時化と藪と薔薇と膝と絹と海と星と彼と君と僕と

時間掃除

秋冬春夏時間時間時間、時間さえあれば時間の掃除してる、

はっきり言って時々ぶん殴って殺してる

自我とか精神分析批評とか特に関係ないやつね


時間は特に昼間、強いから、俺は大体夜の寝る頃を狙う

そしたらまぁ、夜の方から時間の援軍みたいなやつらがやって来て、俺の腕の上を登るわけね

イメージで言わせてもらえば登山する小人って感じですかね、あいつら現に隊列組んで、鎧着て、ざっくざっく先端に刃物付きのゲバ棒みたいなんで、ざくざくこそぎとった俺の肉は時間の小人に食べられるんだが、俺の脳みそといえば特に働きもせずふにゃってる。すにゃー猫撫でてうにゃーで、猫の声を聞いてると、どこからか剥がれて運ばれてきた海の真ん中にボートを浮かべてて、まぁ俺の肉ボートなんだけど、そこに猫乗っけて、ロシアだか韓国だか目指そかなと思う、そこは時間の掃除が必要なければ良いんだけどな、まぁ俺はボートだったからもうそんなこと考えんで寝りゃええやんけ?って突っ込んで猫抱いて泳いだ。